結婚後、奥さんに縄をつけられる有線な男が多い中、今夜の俺はワイヤレスな男、いや、漢だ。

・・・職場で夜勤。ワイヤレスだ。寝てはいけない。

今日の俺もワイヤレスだが、昨日の俺は人生で最高にワイヤレスだった。
なんと、無線LANを導入したのだ。
我が家では、ネットやメール閲覧の際に生じる夫婦間のコンフリクト（片方がパソコンを使っていると、もう片方は使えない）を劇的に改善する計画として「もう一台パソコンを買う」という、シンプルかつ効果絶大の方法を選択することにした。（というか思いついた。）そこで、めずらしく何の予定も無かった昨日、昼間からビールを飲んでリビングで気を失った後、急遽無線化計画を思い立って川崎ラゾーナのビックカメラまで行くことにした。

購入したのは最近流行のネットブックのひとつであるDELLのinspiron miniである。
ネットブックとは、「インターネットだけやれればいいよ」という層を狙って各社から販売されている、モバイル用の小型ノートPCのことだ。とにかく小さく、軽く、安いのが特徴だが、ネットやメール用途ではどれも十分すぎるスペックだ。
何故この機種にしたかというと、畳んだ時の見た目が一番かわいかったからで、詳細な機能比較はしていないのだけれど、ネットブックコーナーは人が多かった。そして売る気満々の店員も多かった。
無線LANは昨年の電波法の改正によって、途切れたりせずに安定して情報の送受信ができるようになったので、アクセスポイントとの間にドアや壁があっても全くストレスを感じない速度が体感できる。体感的には有線と差は無いと思う。

さて、これだけで終われば俺はただの「無線な男」だ。
だがなんと！昨日はさらにワイヤレスキーボードとワイヤレスマウスを買ってきてしまった。
これはもう「ワイヤレス」を名乗るに十分なステータスだ。

皆さんは「マウス症候群」という言葉をご存知だろうか？

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ＰＣ作業でマウスを使う事によって起るテクノストレス障害の１つで、アメリカでは反復性ストレス障害(ＲＳＩ)と呼ばれ、同じ動作を繰返し行うことによる過負荷が原因で、障害部位によってマウスリストやマウスエルボー、マウスショルダーと呼ばれる事もあります。
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だそうだ。マウスエルボー。ミッキーマウスの必殺技みたいな名前だが、恐ろしい現代病である。
寝ながら本を読むと目が悪くなる等、私も色々と注意されながら育ったが、いまどきは変な体勢でネットサーフィンをしたりすることを親が子に注意しなければいけない時代だ。「ひろし！そんな格好でパソコンしてるとマウスエルボーになるわよ！」

話を元に戻すと、ワイヤレスマウスはワイヤレスなだけあって、有線の時のようなゴチャゴチャ感や、手元に引き寄せる時の不快感は皆無。何より、パソコンにおまけで付いてくるマウスと違って値段が張るため、人間の手の形に合うようにデザインされていて体にいい（気がする）のである。そして無駄に多機能である。
皆さんはパソコンショップで真剣にマウスとキーボードのコーナーを覗いてみたことがあるだろうか？
パソコン周辺機器では最も地味だが、最も面白いスポットのひとつだということを伝えておきたい。様々なデザインのキーボードとマウスが盛りだくさんだ。

眠い。

要するに「ノートPCと無線LANとワイヤレスキーボードとマウスを買ってきて繋ぎました」と。
そういうことね。