日曜日は昨年死んだ友達の一周忌で、お経を聞いた後、恥ずかしながら墓ができてから半年近くも経って初めて墓前に顔を出した。
我々が一般的にイメージするそれとは違い、生前の奴のリベラルな考え方を象徴するかのような、一風変わったデザインの墓は、残された家族と彼を象徴する4本のバラのオブジェとクリスタルガラスに刻まれたオアシスのwhateverの歌詞が印象的で、特に彼の手で音楽の世界に引きずりこまれた僕にとっては、他のどの墓よりも個性的で存在感のある造形物だった。
大げさなヘッドフォンを首にかけたまま、大学の部室でギターを弾いていた奴の姿がダブって見えて、なんとなく、また会いに来ようと思った。
場所を移して食事をした後、久しぶりに顔をあわせた高校・大学のメンバーと四時前から二次会を始めることになった。
食事の際にすでに大量に飲んでいたことも、久しぶりなメンバが顔を合わせたことも、途中で喪服を脱いだ奥さんが駆けつけてくれたことも、無茶なコールがかかったことも、いつの間にか水のペットボトルの中身が焼酎に入れ替わっていたことも、まあいろいろなことが手伝って・・・
つぶれました。
津田沼の路上で1時間半ぐらい断続的に吐きました。
酒を吐き、食事を吐き、喉を切ったのか血を吐き。
吐くとなぜか涙がでてくるのはなぜ?
もう気持ち悪くて気持ち悪くて・・・
自分史に深々と刻まれる「お酒って楽しいけど怖いのよ」の経験値。
あと一ヶ月で三十路。
路上でずっと助けてくれた岡田と玉田、ありがとう。
水をくれてありがとう
背中をさすってくれてありがとう
トイレに連れて行ってくれてありがとう
電車にのせてくれてありがとう
俺のかわりに奥さんに電話してくれてありがとう
あの後、乗り過ごして横浜まで行きましたが、なんとか帰宅しました。
みなさん、また改めて飲みましょう。
PR